2013年7月12日金曜日

MSX増設RAMカートリッジ MEM-768 を MSX-DOS2化してみる

近頃はオークションでも あまり見掛けなくなったMEM-768 の基板写真です。

まずは全体から
MEM-768
カスタムチップ J9101 です。
ネット上で探しても、このチップについて言及しているサイトは見当たりませんでした。
チップの左下には、ジャンパJP1があります。
JP1の2ピンが何らか設定端子になっており、オープン状態ではR1によりプルアップ。
JP1をショートするとGNDに落ちるようです。
ASCII J9101 and JP1

基板上部には、ROMを載せて欲しそうなランドがあります。
27512といえば、DOS2のカーネルROMも27512が使われていました。
偶然の一致でしょうか?
27512 pattern
分解や改造は自己責任でお願いします。

早速、ROM(27512)とジャンパ(JP1)と、コンデンサC3(104)を載せてみました。
ROMは、DOS2カートリッジから拝借しました。

MSX-DOS2 / 768
早速、MSX2機 FS-A1Fに挿して試してみます。
まずはメモリの確認から。

MSX-DOS2 ramdisk
ニコイチ状態で、普通に動いています。

次は漢字モードです。

MSX-DOS2 kanji mode
こちらも普通に動いています。

これは、ドナーとなりROMを抜かれてしまったDOS2カートリッジ(256K)です。
南無阿弥陀仏

MSX-DOS2 / 256

この改造をすれば、メモリたっぷりのDOS2環境が1スロットの消費のみで手に入ることになります。

ちなみに、ROMを載せた状態でJP1をオープンした場合、ROMは無効になり RAMのみが有効となります。

めでたしめでたし

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